《2024年度版》予備校メック流医学生のためのオススメ勉強法はコレだ!
「第18回:不安を解消しよう!臨床実習中の勉強法&Post-CC OSCE対策」
2024.05.31
医学生の皆さまこんにちは!
予備校メックのラーニングインストラクター(L.I)「L.I Nisshy」です!
臨床実習中の皆さま、実習はいかがでしょうか?充実されていますか?
実習中の皆さまの中に「実習で忙しくて勉強できない……」と悩んでいらっしゃる方はいらっしゃいませんか?
実習中は日々実習をこなすだけでいっぱいいっぱいになってしまう方も多いと思いますし、実習をがんばるだけで良いのか、もっと勉強することはないか、と不安になってしまうこともあるかと思います。
とは言っても、慣れない実習期間中は心身ともに疲れもたまって、帰宅後に勉強時間を確保するのも大変ですよね。
でも、机に向かって勉強するだけが、学ぶということではありません。
ご存じの通り近年の医師国家試験は臨床傾向にあり、臨床能力や実践的な知識を身につけられているか、を問う問題が増加しています。
それをふまえると、実際に患者さんとふれあいながら生きた知識を吸収していくことができる臨床実習は、医師国家試験対策としても大いに役立つ学びの場。
その中でどうやって現場での経験を知識として定着させていくのか……?
今月の「医学生のための勉強法」コラムは、メック流臨床実習中の勉強法と、臨床実習終了後に実施されるPost-CC OSCE対策についてご紹介いたします!
ぜひご覧ください!
第18回:不安を解消しよう!臨床実習中の勉強法&Post-CC OSCE対策
実は「臨床実習中の効果的な勉強法」、すでに2024年度の「医学生のための勉強法」コラムでもすでにふれているのですが、皆さま、読んでいただけましたでしょうか?
「第16回:医学生の勉強の強い味方!『コンパクト内科』大解剖!」
まずは「臨床実習中の効果的な勉強法」の一つとして、第16回のコラムの内容をぜひ参考にしてみてください!
そして次に参考にしていただきたいのが、「先輩方はどのように勉強していたか?」というところ。
L.I Nisshyが皆さんの先輩方に聞いてみました!
Q.そもそも、臨床実習中に勉強できるようなすき間時間はあるのでしょうか?
A.実習中はまわる科によっても多少変動はあるものの、
・カンファレンス前
・診察前
・検査後の先生待ち
などでフリーな時間が発生することが多いです。この時間を有効に活用するとよいと思います!
S・A医師
今になって振り返ると、実習前にもっと疾患の知識、手術なら解剖の知識をしっかりもったうえで実習に入っていたら、現場での体験が医師国家試験の勉強にもさらに活かせたな、と感じています。皆さんはぜひ前もって知識を入れて実習に臨んでみてくださいね!
K・W医師
実習にも学習教材を持って行くことをおススメします!
教材を持って行けば、担当患者さんの疾患が掲載されたページをチェックしておいて、すき間時間で復習することができます!
机に向かって講座をみながら書き込みをして覚えるよりも、実際に診療した具体例を思い出しながら覚える方が、何倍も効率が良いと思います!
☝メックのおススメ!
実習中のすき間時間に活用できる教材「コンパクト内科」
CHECK 1疾患の確認をしよう!
まずは、実習科目と合わせて、診察する患者さんの疾患について知識を増やしましょう!
実際に診察する患者さんの症状を確認して自分のイメージと擦り合わせていくことで、鑑別する際のポイントがみえてくると思います。
CHECK 2器具
CHECK 3過去問演習をしよう!
実習で担当した患者さんの症状を思い浮かべながら、医師国家試験過去問題を3~5年分を解いてみて、実際に診た症状が医師国家試験でどのように問われているのかを確認すると知識定着に役立ちますよ!
また、病態をイメージしながら学習していくと、“暗記すべきところ”と“理解すべきところ”のすみ分けができるようになります。
結果として、問題を考えて解く力が身につき、新問にも強くなるはずです!
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過去問題演習が無料でできる!「MEC Net.」
以上が先輩方に聞いた臨床実習中の勉強方法です!ぜひ参考にしてみてくださいね。
では次にPost-CC OSCE対策をご紹介します。
■ Post-CC OSCEとは?
Post-CCは「Post-Clinical Clerkship」の略語で、「臨床実習後」を意味する「臨床実習後OSCE」のことです。大学によっては「Advanced OSCE」とも言われています。
正式名称は「臨床実習後客観的臨床能力試験」。
6年生の臨床実習終了後、7~10月(実施時期は大学ごとに異なります)に実施される実技試験です。
Post-CC OSCEは4年生時のPre-CC OSCEの内容にプラスして“臨床推論・鑑別診断の知識・指導医への報告”が必要になります。
試験の詳細や仕組みなどはこちらからご確認ください。
公益社団法人 医療系大学間共用試験実施評価機構
■ Post-CC OSCEの出題
共通問題と大学独自の問題を合わせて計6課題が出題されます。
また、大学内に「ステーション」と呼ばれる部屋が複数設置され、ここを受験生が順番にまわって受験します。
≪6課題の内訳≫
・共用試験実施評価機構(CATO)による共通問題:3課題
・大学独自の問題:3課題
≪共通問題の全体の流れ≫
【設定】患者が外来、または救急で来院
はじめに自己紹介をしましょう。
① 医療面接(7~8分)、身体診察(4~5分)を12分以内で行う
② 上級医へ報告を4分以内で行う
→①②を3症例ほど実施します。
■ Post-CC OSCE 対策
① 試験内容を把握しよう!
まずは、共用試験実施評価機構の公式資料に目を通しましょう。OSCE用の教材を使って知識をまとめておくのも大切です。
② イメージトレーニングをしよう!
試験本番で焦ってしまわないように、当日の試験を想定して練習しておきましょう!
一人でイメージトレーニングすることも大切な対策です。
③ 友達同士で練習しよう!
一人でのイメトレと同時にご友人と、【面接⇒診察⇒報告】までの一連の流れを確認しておくのもおススメです!
友達とシミュレーションすることで、自分だけでは気づけないことを気づいてもらえるメリットがありますので、お互いに指摘し合って精度を高めていきましょう。自信をもってできるようになるまで、繰り返し練習することが重要です。
☝メックのおススメ!
2024年6月3日発売
座学+実践動画で手軽にOSCE対策ができる!
「セーフティネットOSCE」
④ 大学独自の課題対策
大学のシミュレーション室を利用できるタイミングで実技課題の対策を行いましょう。
≪実技課題について≫
・採血、縫合、心肺蘇生など
・時事系の問題が出題される大学もあり
以上がPost-CC OSC対策でした!
今月は医学生の皆さまの不安を解消できる臨床実習中の勉強法&Post-CC OSCE対策についてご紹介いたしました!
いかがでしたでしょうか?