《2024年度版》予備校メック流
医学生のためのオススメ勉強法はコレだ!
「第33回:第119回医師国家試験結果&2024年度人気コラム発表!」
2025.03.14
INDEX
第33回:第119回医師国家試験結果&2024年度人気コラム発表!
こんにちは!医師国家試験対策予備校メック大阪校のラーニングインストラクター「L.I Nisshy」
本日は第119回医師国家試験の合格発表日でしたね。改めまして受験生の皆さま、本当にお疲れ様でした!
早速ですがまずは結果のデータをご覧ください。
1.第119回医師国家試験の結果について
今回の合格率は92.3%でした。合格基準は、各論・総論73.7%、必修80%、禁忌肢問題選択数 3問以下となりました。
第119回医師国家試験の詳細については、こちらをご確認ください。
■総評のポイント
① 隙のない学習の必要性
近年の国試は「新しい治療や疾患・近年注目されている概念」と「実臨床で使える知識」を問う問題が増加しているという特徴がありますが、今回は特に前者の出題が目立ちました。非ST上昇型心筋梗塞(A31)、左室駆出率の保たれた心不全〈HFpEF〉(A44)、ネーザルハイフロー療法(A72)、ヘパリン起因性血小板減少症(D8)など、なんとなく聞いたことはあったり、卒業試験や模擬試験で出題されていたりはしても、過去の国試では明確に問われてこなかったテーマが積極的に出題されていました。一方で、de Quervain病(A39)や、肺過誤腫(D16)などといった、昔出題されていたものの近年めっきり見なくなっていた疾患もリバイバルされており、隙のない学習が要求されていました。
② 目の前の患者に照らした臨床判断の必要性
今回の国試を難しくしていた要因として、選択肢自体はその疾患に対して行われ得るが、問われている症例で適応できるかという判断までを問う問題が多かったということも挙げられます。慢性膵炎(A58)では脂肪制限も行うことがあるが、この症例では腹痛を訴えていないため行わない。原発性胆汁性胆管炎(D36)では肝生検が有用な検査だが、この症例では腹水貯留のためできない。といった、目の前の患者に照らした臨床判断が求められる出題があり、治療をただ横並びに覚えるだけでは対応できず、受験生にとっては難易度は高かったと思われます。
③ 基本的な内容、過去問ベースの問題であることに変化なし
どうしても解きづらい難問に注目しがちですが、大半の問題はやはり基本的な内容、過去問ベースの問題であることに変わりはありません。解ける問題を確実に解くことが重要になります。潰瘍性大腸炎に特徴的な所見(A7)や、アニオンギャップが開大する病態(F34)などはCBT的な基礎知識であり落としたくないところです。下咽頭癌の診断(D68)、前置癒着胎盤の診断(D74)などは、過去問の画像がそのまま使われており、画像問題が苦手でも過去問演習をしていれば正解できます。全身性エリテマトーデス〈SLE〉で胎児に影響を与える可能性がある自己抗体(D22)や、無痛性甲状腺炎患者への方針(D23)など、過去問とほぼ同じ問題も多く出題されており、しっかり過去問演習をできていれば即答できたはずです。
2.2024年度もご愛読に感謝!コラム閲覧数TOP3発表✨
2023年4月からスタートした勉強法コラムも2年目が終わろうとしています。
こちらのコラムでは医師国家試験合格を目指す受験生はもちろんのこと、下級生の皆さまのお役にも立てるよう、勉強法やノウハウを予備校ならではの視点でお伝えしてまいりました。
多くの皆さまにコラムをご覧いただきましたこと、改めて感謝申し上げます。
それでは、2024年度の閲覧数TOP3を発表させていただきます!
第1位「第21回:CBT対策は“知る”ことから!CBT大解剖!」
第2位「第17回:医師国家試験まで効果的に学習できるスケジュールとは!?」
コラムTOP3を簡単解説!
第1位 「第21回:CBT対策は“知る”ことから!CBT大解剖!」
2024年度閲覧数ランキングの第1位に輝いたのは、なんとCBTの基本をご紹介した21回のコラムでした!ご覧いただいた皆さま、誠にありがとうございました!
こちらのコラムではこれからCBTを受験する皆さまに向けて、CBTの基本から対策までを一挙にご紹介しました。メックの実力派個別指導講師「Dr.川端」の対策アドバイスも、かなり参考にしていただける内容になっていると思います。
第2位 「第17回:医師国家試験まで効果的に学習できるスケジュールとは!?」
閲覧数ランキング第2位は、国試までの1年の始まりにご覧いただくにはピッタリな学習スケジュールをご紹介したコラムでした!
こちらは手前味噌ながら、予備校のラーニングインストラクターであるNisshyが特に自信をもってお届けできる内容となっております。予備校メックは4~1月の約9カ月で国試合格を目指す合格メソッドに基づいたカリキュラムを組んでいるので、現役生の皆さまにもお役立ていただけるスケジュールになっていると自負しております!ご覧くださった皆さまには改めて感謝を!
第3位 「第28回:メックの必修対策決定版!~基本編~」
必修対策、気になりますよね。第3位は「必修対策決定版!」として2回にわたってご紹介した1回目の「基礎編」でした!
国試合格には必修の得点率80%以上が必須。最近はいわゆる「必修落ち」される受験生はかなり少なくなりましたが、とはいえ確実な対策については皆さま気になるところではないでしょうか。
2回目の「ワンポイント編」も含めて多くの皆さまに閲覧いただきありがとうございました!
またこの「勉強法コラム」には、以下の検索ワードでたどり着いてくださった方が多かったようです。
・医師国家試験の勉強法
・医師国家試験 勉強時間
・Post CC OSCE
2025年度も、医学生と国試受験生の皆さまにお役立ていただける情報をお届けできるよう展開してまいりますので、どうぞ引き続き活用いただけると嬉しいです!
3.医籍登録について&これから研修病院を探される皆さま
第119回医師国家試験を合格された皆さまは、4月から初期研修医としての生活がスタートですね。今はまさに医師国家試験に合格したことの自信と安堵、同時に新生活への不安も生じているかもしれません。もし研修医以降のキャリアで悩むことがあった際、メックでは医師の皆さまのキャリアサポートもしておりますので、困った際にはご連絡くださいね!
「MEC Station」
https://mecstation.jp/
★「医籍登録」のお手続きについて
勉強法コラム第32回でご紹介しておりますので、こちらをご確認ください。
★これから2次募集マッチングで病院を探される方へ
シーメックの専門スタッフが研修病院探しをサポート【無料】させていただきます。下記URLにて無料相談窓口を設けておりますので、マッチングにご不安のある方は無料相談にぜひお申し込みください。
https://c-mec.jp/square/secondary_recruitment
4.第120回医師国家試験を受験される皆さま
予備校メックでは4月から第120回医師国家試験に向けた通学コースが開講いたします。メック講師とメックL.Iととともに1年での合格を目指しませんか。
予備校メックには、医師国家試験を知り尽くした実績のある講師が多数在籍。さらに学習面・生活面をサポートするラーニングインストラクター(L.I)が、皆さまの予備校生活を精一杯お支えします。
予備校メックで勉強した皆さまの体験記
医師国家試験対策予備校ってどんなところ?どんな学習をするの?などご不安のある方は、まずはご相談だけでも結構です。個別相談を随時実施しておりますのでご検討ください。
https://www.jicoo.com/t/mec_yobikou/f/FxlGimeHfPBW
また4月の開講に先立ち、下記の日程で予備校メック「予備校説明会」を実施いたします。
<医師国家試験対策予備校メック入会説明会>
日時:3月16日(日)11:00~
会場:予備校メック(東京校・名古屋校・大阪校・福岡校)
※個別相談は随時受付中です。
説明会・個別相談は下記URLよりお申し込みください。
https://gomec.co.jp/lp/2025_spring/
改めまして2024年度もありがとうございました!
皆さまのご健康とご多幸を祈念して……またお会いできる日を楽しみにしています!!!
