《2023年度版》予備校メック流
医学生のためのオススメ勉強法はコレだ!
「第3回: 成績が伸び悩む医学生の傾向やパターンはある? ~後編~」
2023.06.12
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第3回: 成績が伸び悩む医学生の傾向やパターンはある? ~後編~
✨第3回(前・後編)は医学生2名にご協力いただいた特別版です✨
今回、前・後編でお話させていただいたのは以下3つの学習パターンです。
① 問題演習に偏る
② 好奇心旺盛型
③ 短期集中型
ここにプラスして後編では、「生活リズムを整えることの重要性」についてもご説明しております。
E・Yさん
関東某国立大学医学部在学。出身は東北の某米どころ。
趣味はひとカラ。将来は消化器内科志望。
W・Dさん
関西某私立大学医学部在学。出身は関東の某海なし県。
趣味は動画編集。志望科は今のところ特にない。
■L.I森元
メック福岡校の心優しきL.I(ラーニングインストラクター)。福岡校を束ねるチーフL.I。
趣味は野球観戦(オリックスファン)。
前回のコラムの最後で、Wさんからのご質問がありました。
はい。短期集中型の学習で大丈夫なのか?っていう質問です。
では、まずそちらにお答えしてきますね!
よろしくお願いします!
お二人は、長期記憶に移行する前の短期記憶の段階では、脳内の容量がとても少ないといわれているのをご存知ですか?
人は、良くも悪くもすぐに忘れてしまう生き物。たった1時間経過するだけでも、直前の記憶がボロボロと崩れ去っていきます。
ただでさえそうなのに、短期集中型は徹夜して勉強する人が多いですよね。
徹夜が当たり前のこの学習方法では、
大事な時期に睡眠不足になって記憶力や集中力が欠けてしまいます。
一度崩れた生活リズムを立て直すのはなかなか大変ですし……。
確かに私の友達にも、試験前に徹夜しながら一気に試験勉強に取り組む人がいます。
短期集中型でどうにか乗り切ってきている人も確かにいらっしゃいますよね。
でも、基本的には「忘れる前に覚え直す」ということを毎日コツコツと反復することが大切なんです。
短期記憶は低学年の領域試験ではなんとか通用しても、CBT試験のような総合試験では通用しません。このタイミングで初めて挫折して残念ながら留年となって、弊社の個別指導に通ってくださる学生さまから面談で話を聞くと、短期集中型学習でやってきた方がやはり一定数いらっしゃいます。
確かに、短期集中型の友人はCBTでめちゃくちゃ苦労してました。
医学の膨大な知識は、つけ焼き刃の短期記憶では太刀打ちできません。“毎日きちとんと学習時間を確保すること”、それから“一度学習した科目や分野を長期間放置しないように復習を繰り返すこと”。この二つが重要になってきます。
つまりは、今のうちからコツコツと学習していくことが大切なんです。
なるほど、そうなんですね。確かに徹夜で勉強するのは良いことがあまりなさそうだな、と思いますが、もしかして国試合格のためには生活リズムを整えることも大事だったりしますか?
お!その通りです!それこそ私が最後にプラスαでお話したかったことでなんです。
Eさんのおっしゃる通りで、学習方法やその内容ももちろん大事ですが、
生活リズムを整えるということもすごく重要。
なぜなら生活リズムの安定が、学習の質と量の確保に繋がるからです。
メックでは1年を通じてムラなくコンスタントに学習することが、卒試や国試の合格には不可欠だと考えています。
とはいえ6年生は実習が終了するまでは忙しく、平日に学習時間を確保することはなかなか難しいと思います。だからこそ実習期間は土日や平日のちょっとした空き時間を利用して学習を進めることが重要になるんですね。
実習中の勉強方法については、コラムの第2回をぜひ参考にしてくださいね。先輩医師からのアドバイスもありますよ!
そのコラム読みました!実習に学習教材を持っていく、っていうのを実践します!
ありがとうございます!ぜひ実践してみてください!
実習が終了すると、卒試に向けて多くの学生さまは学習時間が伸びていきます。
ですから、ここからは午前中から勉強をはじめる生活に切り替えて、1日8~10時間を目安に学習するようにしましょう。
土日に遅く起きる人や、すでに生活リズムが乱れてしまっている方は、まず手始めに起床時間を固定してみるのはいかがでしょうか。
医師国家試験は両日とも最初のブロックの試験開始が朝9時半です。国試当日にきちんと実力を発揮するためにも、夜型のまま試験当日を迎えてしまうことは絶対に避けてほしいです。ぜひ規則正しい生活を心掛けて、各種試験に対応する学習をしていきましょう。
やはり質の良い学習で知識をきちんと身につけるためには、生活リズムを整えることが大切なんですね。国試も朝から始まるし、私も実習後には9時頃から勉強をスタートできるような生活にしたいと思います。
今回はたくさんのお話が聞けてとても参考になりました。卒試や国試の合格を目指すために、さっそく今日から僕もやってみます。
お二人のこれからの学習を応援しています!またお悩みなどありましたらぜひ声をかけてください。各校にも実績のあるL.Iが在籍していますので、頼りにしてみてくださいね!
前・後編でお届けしました「成績が伸び悩む学生さまあるある」いかがでしたか?
最後にL.Iくまが、成績が伸び悩む学生さまの傾向を改めてまとめさせていただきます!
今回お話させていただいたのは以下3つの学習パターン。
① 問題演習に偏る
② 好奇心旺盛型
③ 短期集中型
この3つのあるある学習バターンの問題点や克服法、「生活リズムを整えることの重要性」もお話させていただきました。
ぜひこの機会にご自身の学習傾向や生活リズムについて振り返っていただき、今後の学習にお役立ていただければ嬉しいです!
また、今月のコラムをお読みいただき、L.Iに学習相談をしてみたい、話を聞いてみたい、と思ってくださった方は、定期的に開催している無料相談会にぜひご参加ください!