《2023年度版》予備校メック流
医学生のためのオススメ勉強法はコレだ!
「第9回:模試は受験したあとが大事って知ってる?」
2023.09.04
最新《2024年度版》はこちら
こんにちは!メックのL.Iくまです。
早いものであっという間に前期が終わり、後半戦に突入ですね。
この時期はこれまでの勉強の成果をみるために、模試を受けて腕試しする方も多いのではないでしょうか。
模試とはいえ、れっきとした試験。試験は体力と気力、両方が必要ですよね。
模試を受けるのは、暑い中大変だと思いますが、栄養と睡眠はきちんと取って勉強も試験も元気に挑みましょう!
第9回:模試は受験したあとが大事って知ってる?
さて、すでに模試を受験された方にL.Iくまより一言。
「その模試、受けっぱなしになっていませんか?」
医学生の皆さんは目標を立てて模試に臨まれる方も多いと思いますが、目標に対して結果はいかがでしたか?受験された模試の結果を見て、思い思いの分析をされている方もいらっしゃると思います。
でも、模試を受験して重要なのは、成績が「良かった」「悪かった」と一喜一憂することではなく、良くても悪くても自分の弱点をあぶり出して復習することなんです。
そう!今の自分を超えるためは、自分の弱点と向き合って復習することが重要!!
そこで今回の勉強法コラムでは、メック模試を受験された方必見の以下二つについてご説明いたします!
1. メック模試成績の見方
2. 成績の分析方法
なんとなく成績をみるのではなく、 CHECK POINT を押さえて確認しましょう!
たとえ、イマイチ成績が振るわなかったとしても、伸びしろがある!と思って前向きに捉えましょう!
夏メック模試を受験された方の成績確認はこちら → MEC Net.
順位・偏差値 総合成績
医師国家試験は、毎年約1万人の方が受験されています。
医師国家試験を受験する多くの学生が模試も受験するため、成績では現時点でのご自身の立ち位置を確認することができます。
CHECK POINT1
「総合成績」では平均得点率と自分の得点率の差を確認しましょう。
総論・各論/必修の得点率を全てチェック!!
【必修】
絶対評価である合格基準80点以上をクリアしていますか?
合格基準80点以下の場合
一般問題・臨床問題どちらが得点できていないでしょうか。
※臨床問題の配点は、3点となります。
【総論・各論】
総論では暗記が不足しているのか、各論では思考力が不足しているのか確認してみましょう。
正答率が高い問題
CHECK POINT2
誰もがとれる問題を確実に得点することが医師国家試験合格の近道です。
総論・各論の正答率60%以上の問題がどれだけ取れたか確認してみましょう。
理想は、得点率85%以上です!
系統別成績
CHECK POINT3
前期で仕上げた分野を目標通りとれているか見ていきましょう。
科目別誤答数
CHECK POINT4
系統別成績からさらに細分化し、ご自身がどの科目が弱かったのか要確認です。
特に、正答率60%以上の問題の誤答率が高い所は、現在の最優先復習箇所になります。
問題別内容
CHECK POINT5
外科、解剖、計算の分野の誤答を確認!
ブロック別
CHECK POINT6
1日目と2日目の各論、必修、総論の得点を比較し、どのブロックが弱かったか確認していきましょう。
以上がチェックポイントでした。
成績を確認できたら、次は「分析」しましょう。
■正答率が高い問題
117回の国試では正答率70%以上の問題が総論・各論で80%(メック調べ)ありました。
国試ではみんなが正解する問題は落とさないことが鉄則です!
つまり、正答率の高い問題の成績が国試を合格する上で重要なカギになります。
正答率60%以上の問題で85%以上の得点率を目指し本番に備えましょう。
まずは、過去問で正答率80%以上の問題を誤答せずに解答できるか演習してみましょう。
正答率の高い誤答問題の見直しを優先して、必要な知識と周辺知識を含め【自分で作っているノートや教材】に立ち返り、知識の抜けを埋めていきましょう。
■系統別成績
総合成績の得点率も重要ですが、系統別成績で各分野の得点率を確認していくことが、ご自身の成績を分析する上では超重要になります!
まずは、前期で仕上げた分野を目標通りとれているか見ていきましょう。
前期ではまだ全分野が仕上がっていない方もいらっしゃるかと思います。
その場合、例えばご自身が3分野(内科、産婦人科、小児科)の勉強に力を入れていたのであれば、この3分野の総論/各論合計の得点率をチェックしてください。
※目標通り取れているのか、あるいは全国平均より上回っているかを確認しましょう。
つまり、ここまでに勉強した分野がきちんと試験で得点を取れていればOK!!
逆に言えば、試験までに勉強できなかった分野については、得点が低い結果になっても変に落ち込まずに、次の試験に向けて学習すべき分野として割り切ることも必要!!
次に、各分野の一般問題・臨床問題の得点率を確認しましょう。
ご自身の得点率と平均を比べて、平均より下回っている一般問題・臨床問題があるなど、分野による得点率の偏りはありませんか?
臨床問題の得点率が極端に低い場合は、疾患のイメージをせずに知識の丸暗記に偏っていたり、演習不足の可能性があります。
問題演習・【自分で作っているノートや教材】を読み込んで、バランスよく復習することを心がけましょう。
■科目別誤答数
前文(系統別成績)では分野毎の成績について説明しましたが、ここでは科目毎の成績が分かるため、さらに掘り下げた分析ができます。
前期で仕上げたはずなのに“誤答率が高かった科目”に注目してみましょう。
① 模試の直前で勉強した科目は取れているのに、勉強してから日数を経た科目は誤答率が高かった。
→ 反復学習不足!人は忘れる生き物です……(´;ω;`)ウゥゥ
長期記憶にするには、学習した翌日→一週間後→二週間後→1ヶ月後と記憶が薄れてしまう前に思い出すようにすれば復習時間は短縮できます。
② 一番力を入れて勉強した科目の誤答率が高かった。
今こそ勉強方法を見直す必要があります!今のうちにご自身でも気づかない弱点を潰していきましょう。でも勉強方法のクセや弱点はご自身ではなかなか気づけないもの。
メックの個別指導で何が原因なのかを炙り出してみるのも一つの手です。
メックの個別指導については下記をご参照ください。
https://www.gomec.co.jp/lp/kobetsu/2023_july_bn/
■ブロック別
①1日目の各論が取れなかった:スタートからエンジンがかからず緊張してしまった。
→ 夜型の勉強をしていませんか?医師国家試験は9時半からスタートします!後期は朝型に変えていこう!
②2日目の総論の誤答が目立った:集中力が続かなかった、暗記が曖昧だった。
→ 一問一答の一般問題を反復するための“30分”を毎日確保して対応しよう!
以上、メック模試受験後の成績の確認方法と分析についてでした!
皆さまはご自身の伸びしろがどこかわかりましたか?模試は受けっぱなしでは意味がありません。しっかり成績を分析して後半戦に活かしていきましょう!
6年生の皆さんは前期が終了すると、国試がぐーんと近づきますね。卒試が間近に迫っている学生さまも多いのではないでしょうか。
メック模試で見つかったご自身の弱点を卒試・国試にむけて補強していきましょう!
すでに卒試は切り抜けられた!という学生さまは、そこで燃え尽きないように国試に向けてうまく気持ちを切り替えて、さらにステップアップしていきましょう!
友達と勉強会をしてモチベーションを上げていくのも気分転換にもなるひとつの手です✋
また、後期に何をどう勉強していくべきか不安のある方は、よろしければ私たちメックL.Iに気軽に相談してみてくださいね!
夏メック模試の詳細については、こちらをご参照くださいませ。
https://mecnet.jp/content3/index.html