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コラム

《2024年度版》予備校メック流
医学生のためのオススメ勉強法はコレだ!
「第19回:勉強しているのに成績が伸びない!どうして!?を解決!~前編~」

2024.06.21

医学生の皆さまこんにちは!

予備校メックのラーニングインストラクター(L.I)「L.I Nisshy」です!

突然ですが私「L.I Nisshy」は、先日休日の晩酌をしながら「そもそも医学生の皆さまは『ラーニングインストラクターってなんぞ?』って感じやないのか?」と気づいてしまいました。
ラーニングインストラクター。直訳すれば学習の指導員。なんとなくわかるっちゃわかる……とは思うのですが、結構漠然としてますよね。
そこで今回のコラムでは、最初に私たち「ラーニングインストラクター」について簡単にご説明させていただいた後に本題に移らせていただきます!

メックには経験豊富な最強講師陣と、各校に「ラーニングインストラクター(以下L.I)」が在籍しています。L.Iを一言で表すならば「皆さまの日々の学習と生活を支えるサポーター&応援団」といったところでしょうか。
L.Iは社内資格制度を採用しており、社内試験を通過した者のみが名乗ることができます。
L.Iはメック予備校の会員様の学習と生活について、会員様お一人おひとりと並走しながら、医師国家試験をはじめ各種試験合格を目指して日々サポートさせていただいております。学習面はもちろんのこと、生活面でのお悩みやご相談にものっており、様々なコースの会員様からご自身の身近なサポーター&応援団と感じていただけるよう、日々奔走しております。

L.Iがなんなのか少し理解を深めていただいた上で、今月のコラムは毎年多くの学生様と向き合っているL.Iならではの視点で、「勉強しているのに成績が伸びない医学生の学習パターン」を前・後編にわけてご説明したいと思います。
「勉強しているのに成績が伸びない医学生様」は端的に言うと、以下3つのいずれかの学習パターンに当てはまっている方が多い印象です。

1. 過去問演習に偏っている
2. 好奇心旺盛型
3. 短期集中型

今回のコラムでは、この3つの学習パターンにそれぞれどのような問題点があるのか、また対処法についてご説明いたします。
今回は医学生2名にご協力いただいた特別版でお届けします!

第19回:
勉強しているのに成績が伸びない!どうして!?を解決!~前編~

あやちゃんさん
九州某国立大学医学部在学中。出身は神奈川県。趣味はスポーツ観戦。小児科志望。

りょーちんさん
関東某私立大学医学部在学。趣味は小学生から続けているバスケ。整形外科志望。

1. 時間がないからとりあえずアウトプット⁉「問題演習に偏っている」

勉強をしているのに成績が上がらない人の傾向というのはあるのでしょうか。

メックでは、これまでL.Iが長年にわたり多くの医学生の皆さまとお会いしてきた中で、「勉強をしているのに成績が上がらない」という方には3つの傾向がある、と分析しています。
その1つ目が、医師国家試験対策が本格的になる6年生で過去問演習に偏った学習している、ということです。
5年生時にはインプットとアウトプットのバランスよく、「講座を受講」→「過去問を解く」という流れで学習しある程度知識が固まりつつあったのに、6年生になって臨床実習やマッチングで勉強時間の確保が難しくなることで、過去問演習中心の学習に偏ってしまう方が一定数いらっしゃいます。

勉強する時間がないと、「とりあえず過去問演習だけはしておこう」っていうのは確かにありますね。

過去問演習は「勉強している感」があるため、ご自身は勉強が足りていないという実感がわきづらいかもしれません。でも実際に過去問演習ばかりやっていた方から、模試や試験で思ったような結果が出ない、とご相談いただくことが多々あります。

過去問演習に偏ると成績が伸び悩むのはなぜですか?

過去問演習そのものは重要な試験対策です。
ただそれに偏り過ぎると、右から左へ問題を解くだけの単純作業になってしまいがちなんですね。いつの間にか“数をこなして解く”ことが目的になってしまっている方が多い印象です。

……確かに問題数をこなしていると達成感は感じてしまうかも……💦

そうなんですよね。
でも過去問演習ばかりやっていると、問題で取り上げられている疾患を知識として身につけるのではなく、過去問そのものを覚えて解答するといった「暗記型学習になってしまう傾向にあるんです。
暗記型学習になってしまうと、問われ方が変わると解答できなくなる、といったパターンに陥ってしまい、新問やオリジナル問題が出題される卒業試験や医師国家試験で結果を出すことが難しくなってしまいます

どのように勉強するのが良いのでしょうか。

やはり、アウトプットとなる問題演習ばかりに偏らず、インプットである知識整理をきちんと学習に取り入れることが重要になりますね。
インプットをする上で大切なのは、丸暗記ではありません。
講座を視聴してご自身で要点や板書をまとめたノートをしっかりと見直して、頻出疾患や重要な知識を理解しながら覚え込んでください。
この知識整理(インプット)をした上で、次に実際に問題を解き、身につけた知識をしっかりとアウトプットできているかを確認する、この流れが重要だと考えます。

6年生であってもアウトプットだけでなく、まずはインプットを意識した学習することが大事なんですね。

2. 調べすぎ、掘り下げすぎ……「好奇心旺盛型」

勉強しているつもりなのに成績が伸びないパターンで次にご紹介するのが、「好奇心旺盛型」学習です。
「好奇心旺盛型」というのは“調べすぎる”、“掘り下げすぎる”学習のことです。
テキストに掲載されている内容以外のことが気になってしまい、調べることにばかり時間をかけて、本当に押さえておかないといけない疾患や、知識の暗記・理解が不足してしまう方が例年一定数いらっしゃるんですよ。

調べたり、掘り下げたりって結構重要なことかと思っていました……

もちろん、調べたり掘り下げたりすることの全てが悪いわけではありません。

時間をかけて調べたり掘り下げたりすると知識が増えたような気になって、ご本人は納得して勉強をした満足感も得られるのではないでしょうか。
ただ「好奇心旺盛型」学習の方は、医師国家試験にむけて誰もが身につけておくべき「重要な知識」があいまいになってしまっていることが多い傾向にあります。

そのため、試験の際に確信をもって選択肢を選ぶことができずに、誤答してしまうんです。

また、好奇心旺盛型の学習をする方は、ご自身が決めたスケジュール通りに学習が進まないという特徴もあります。

うわ……僕、まさにそれです……(涙)

1科目ごとに調べたり掘り下げたりする時間が長いということは、他の人よりもその科目の学習終了までに時間が掛かるということ。当然ほかの科目の学習時間が削られてしまいますよね。

そうすると、重要な試験までに全分野の復習が終わらずに不安な状態で試験に臨まざるを得なくなる、という恐ろしい状況に。

……思い当たる節しかないです……(涙)

明らかに全分野まんべんなく学習できていない、という状態で進級試験を受けて、ギリギリもギリギリ。めちゃくちゃ焦った記憶が蘇ります……(涙)

『好奇心旺盛型』の学習をしている自覚がある方は、“すべきこと”“後回しにして良いこと”優先順位をきちんとつけた学習にしましょう!
あえて時間を細かく区切って、ご自身で決めたスケジュール通りに学習をきちんと進める、という意識がとても重要になります。

私も計画通りに復習を進められないことが多くて。計画通りにいかないから見直すべきところに時間をかけられないんです。そのせいかこの前受けた試験でも正答率の高い問題を何問か落としてしまいました。

『お二人ともご自身の課題はすでに理解されていらっしゃるようなので大丈夫ですよ。 今ご説明させていただいた学習方法を取り入れて、まずは正答率の高い問題を確実におさえていくことから始めていきましょう!

「短期集中型」学習については、次回公開の「第20回:勉強しているのに成績が伸びない!どうして!?を解決!~後編~」でご説明します!

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