《2024年度版》予備校メック流
医学生のためのオススメ勉強法はコレだ!
「第20回:勉強しているのに成績が伸びない!どうして!?を解決!~後編~」
2024.06.26
医学生の皆さまこんにちは!
予備校メックのラーニングインストラクター(L.I)「L.I Nisshy」です!
先日公開した「第19回:勉強しているのに成績が伸びない!どうして!?を解決!~前編~」はお読みいただけましたでしょうか。
「勉強しているのに成績が伸びない医学生さま」3つの学習パターン。
1. 過去問演習に偏っている
2. 好奇心旺盛型
3. 短期集中型
1、2は前編でご説明させていただきましたので、今回の後編では「3. 短期集中型」についてご説明いたします!
さらに+αとして「生活リズムを整えることの重要性」についても、L.I目線でご説明します。
第20回:
勉強しているのに成績が伸びない!どうして!?を解決!~後編~
あやちゃんさん
九州某国立大学医学部在学中。出身は神奈川県。趣味はスポーツ観戦。小児科志望。
りょーちんさん
関東某私立大学医学部在学。趣味は小学生から続けているバスケ。整形外科志望。
おそらく、中高時代から「短期集中型!」という方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。
友達がまさに「短期集中型」ですね。
やはり身近にもいらっしゃいますよね。
長期記憶に移行する前の短期記憶の段階では、脳内の容量がとても少ないといわれているのですが、お二人はご存じでしたか?
記憶力には個人差があるものの、基本的には人間は案外すぐに忘れてしまう生き物。私たちはたった1時間経過するだけでも直前の記憶はサラサラと流れ去っていきます。
誰しもそういう状態であるのにも関わらず、短期集中型の人って徹夜して勉強する人が多くないですか?
試験前に数日徹夜して一気に試験勉強をしているクラスメイトがいます。
そうですよね。徹夜で詰め込むのが当たり前の「短期集中型」の方は、大事な時期に睡眠不足で試験に臨むことになります。睡眠不足というのは記憶力や集中力低下により拍車がかかってしまいますので、当たり前ですがおススメできません。
それに、一度崩れた生活リズムを立て直すのはなかなか大変です。
ただ、短期集中型の学習方法でなんとかできている人も確かにいらっしゃるんですよね。
でも、やはり人間は毎日コツコツと「忘れる前に覚え直す」を反復することが大切。
それに、低学年の領域試験までは短期集中型学習が通用するかもしれませんが、共用試験CBTのような総合試験では間違いなく通用しません。
実はCBTのタイミングで残念ながら留年となってしまい、弊社の個別指導に通ってくださる学生さまが毎年一定数いらっしゃるんです。
確かに!短期集中型の友達はCBTでめちゃくちゃ苦労してましたね!
つけ焼き刃の短期記憶では、膨大な医学知識に太刀打ちできません。“毎日きちんと学習時間を確保すること”、それから“一度学習した科目や分野を長期間放置しないように復習を繰り返すこと”。この2つが重要になってきます。毎日コツコツ、こそが力になるわけですね。
徹夜で勉強することのメリットってなさそうです。生活リズムが崩れる原因にもなりますし。生活リズムが崩れるのって私はすごく怖いんですよね。
あやちゃんさんの仰ることはすごくよくわかります!
学習方法やその内容ももちろん大事ですが、生活リズムを整えることって実はすごく重要なことなんです。なぜなら生活リズムの安定が、学習の質と量の確保に繋がるからです。
メックでは1年を通じてムラなくコンスタントに学習することが、卒業試験や医師国家試験の合格には不可欠、という考えのもと学習計画を作成しています。
とはいえ、特に6年生は実習が終了するまでは多忙で、平日の学習時間をコンスタントに確保することはなかなか難しいですよね。
だからこそ実習期間は土日と平日のちょっとした空き時間を利用して学習を進めることが重要になります。実習中の勉強方法については、第18回勉強法コラムを参考にしてみてください。先輩医師のリアルなアドバイスも掲載していますよ☝
実習後の学習についてもアドバイスをいただけますか?
実習終了後から卒業試験に向けて、学生様の多くは学習時間が一気に増えます。
ここからは生活リズムを整える、ということに留意して午前中から勉強を開始する生活にシフトしましょう。学習時間は1日8~10時間を目安にすると良いかと思います。
土日休日だとどうしても起床時間が遅くなってしまう人や、勉強時間が夜型になっていて早起きが苦手な方は、まず手始めに起床時間を固定してみるのはいかがでしょうか。
医師国家試験のA、Dブロックは朝9時半が試験開始。早いですよね。試験で実力をきちんと発揮するためには、夜型の生活のまま医師国家試験当日を迎えるのはNGです。
卒業試験も医師国家試験も絶対に一発で合格したいので、実習終了後は早起きして9時から勉強する、ということを目標にします!
各校には実績のあるL.Iが在籍していますので、学習のお悩みがある場合などはぜひご相談ください。これからも医学生の皆さまを応援しています!
今月は前・後編でお届けした「勉強しているのに成績が伸びない!どうして!?を解決!」、いかがでしたか? 今回お話させていただいたのは以下3つの学習パターン。
1. 過去問演習に偏っている
2. 好奇心旺盛型
3. 短期集中型
こちらの学習バターンの問題点と克服法、「生活リズムを整えることの重要性」もご紹介しました。ご自身の学習パターンを振り返り、お役立ていただけると嬉しいです!