《2024年度版》予備校メック流
医学生のためのオススメ勉強法はコレだ!
「第26回:模試の要は受験後に有り!」
2024.09.20
医学生の皆さまこんにちは!
医師国家試験対策予備校メック大阪校のラーニングインストラクター(L.I)「L.I Nisshy」です!
夏休みが終わり後期に突入し、ここからは6年生は卒業試験のあとに医師国家試験が控える、医学部生活の集大成となる数カ月となります。
この時期、これまでの勉強の成果をみるために重要なのが模擬試験。各社の模試を続けて受験する方も多いのではないでしょうか。
模試を受験された方、これから受験される方、それでは聞いてください。
(੭ ❛௰❛ )っ🎤「その模試、受けっぱなしにするのはもったいない!!!」
第26回:模試の要は受験後に有り!
模試を受験される際、ただ受験するのではなく、きちんと目標を立てて臨まれる方も多いと思います。
すでに受験された方は、その目標に対して結果はいかがでしたか?模試の成績を見ながら、喜びや悔しさを感じている方も多いのではないでしょうか。
でも、模試で大切なのは、受験後の成績が「良かった」「悪かった」と一喜一憂することではなく、成績が良くても悪くても“自分の弱点をあぶり出し復習する”こと、これに尽きます。
後半戦の成功のためにはご自身の弱点と向き合って、今の自分を超える必要があります。
そして模試は、その弱点をあぶりだすために存在している、といっても過言ではありません。
そこで今回の勉強法コラムでは、以下2つのトピックでご説明いたします!夏メック模試を受験された方必見ですよ!
1.メック模試成績の見方
メック模試の結果は、点数だけをなんとな~く見るのではなく、これからご紹介する「CHECK POINT」 を押さえて確認しましょう。今回の模試で思ったような成績ではなかったとしても、「自分、伸びしろあるやん!」と思って前向きにいきましょう👍
夏メック模試を受験された方の成績確認はこちら → MEC Net.
①順位・偏差値 総合成績
ご存知の通り、医師国家試験は毎年約1万人が受験します。
その1万人の受験生の7割前後が夏メック模試を受験するため、模試の成績で、同じ国試を受ける受験生のなかでのご自身の立ち位置を確認することができます。
CHECK POINT
まずは「総合成績」で平均得点率と自分の得点率の差を確認。総論・各論/必修の得点率を全てチェックしましょう!
総論/暗記が不足していませんか?
各論/思考力が不足していませんか?
絶対評価である合格基準80点以上をクリアしていますか?
一般問題・臨床問題どちらがより得点できていないでしょうか。
※臨床問題の配点は、3点となります。
②正答率が高い
CHECK POINT
「誰もがとれる問題を確実に得点する」ことこそ医師国家試験合格の近道。
総論・各論の正答率60%以上の問題が、どれだけ取れているか確認してみましょう。理想は得点率85%以上です。
③系統別成績
CHECK POINT
前期で仕上げた分野を目標通り取れているか確認していきましょう。
④科目別誤答数
CHECK POINT
系統別成績からさらに細分化した成績です。ご自身がどの科目が弱かったのかを判別できます。
特に、正答率60%以上の問題で誤答率が高い部分は、最優先で復習する箇所になります。
⑤問題別内容
CHECK POINT
外科、解剖、計算の分野の誤答を確認しましょう!
⑥ブロック別
CHECK POINT
A/B/C(1日目)、D/E/F(2日目)それぞれの各論、必修、総論の得点を比較し、ご自身がどのブロックが弱かったか確認しましょう。
「メック模試成績の見方」は以上です。続いて「成績の分析方法」をご紹介します。
2.成績の分析方法
成績を「CHECK POINT」 にそって確認ができたら、次は「分析」です。
① 正答率が高い問題
118回の国試では、正答率70%以上の問題が総論・各論で約85%(254/300問 ※メック調べ)ありました。
医師国家試験の鉄則……それは「みんなが正解する問題を落とさない」ことですよね。
つまり、“正答率の高い問題”の成績が、医師国家試験合格に向けた重要なカギになります。
ですから、正答率60%以上の問題で85%以上の得点率を目指して本番に備えていきましょう!
まずはMEC Net.の国試過去問演習【無料】を利用して、正答率80%以上の問題を誤答せずに解答できるか演習してみるのをおススメします。
正答率の高い問題を誤答した場合はその見直しを優先し、必要な知識とその周辺知識を含め「自分のノートや教材」に立ち返り、知識の抜けを改めて埋めていきましょう。
② 系統別成績
総合成績の得点率も重要ですが、系統別成績で各分野の得点率を確認することは、ご自身の成績を分析する上で超重要!
まずは、前期で仕上げた分野が自身の目標通りきちんと得点できているかを確認しましょう。
前期ではまだ全分野が仕上がっていない方も多いと思います。
その場合は、ご自身がこれまでの勉強で力を入れていた分野の得点率を確認しましょう。
例えばご自身が3分野(内科、産婦人科、小児科)の勉強に力を入れていたのであれば、この3分野の総論/各論合計の得点率をチェックします。
目標通り取れていましたか?全国平均より上回っていたでしょうか。
つまり、この段階ではこれまでに力を入れて勉強してきた分野がきちんと試験で得点を取れていればOKです。
試験までに仕上げられていない分野については、成績が悪くても落ち込む必要はありません。次の試験に向けて学習すべき分野として割り切ってしまいましょう!
それでは次に一般問題・臨床問題の得点率を確認しましょう。
ご自身の得点率と平均を比べて、平均より下回っている一般問題・臨床問題があるなど、分野による得点率の偏りはありませんか?
臨床問題の得点率が極端に低い場合は、疾患のイメージをせずに知識の丸暗記になってしまっていたり、演習不足の可能性があります。
改めて問題演習をしたり自身のノートや教材を読み込んだりして、バランスよく復習することを心がけましょう。
③ 科目別誤答数
②では分野ごとの成績について説明しましたが、ここでは科目ごとの成績がわかるため、さらに掘り下げた分析ができます。
まずは、前期で仕上げたはずなのに“誤答率が高かった科目”に注目してみましょう。
■模試の直前で勉強した科目は取れているのに、勉強してから日数を経た科目は誤答率が高かった方
→ 反復学習不足!
長期記憶にするには、学習した翌日→一週間後→二週間後→1カ月後と反復学習をしましょう。記憶が薄れてしまう前に反復学習をすることで復習時間は短縮できます。
■一番力を入れて勉強した科目の誤答率が高かった方
→ 勉強方法を見直すタイミングかも!
国試最直前期になるまでに、ご自身でも気づいていない弱点を潰していく必要があります。でも勉強方法のクセや弱点はご自身ではなかなか気づけないもの。
メック模試の成績を細かくチェックしていただくことで、ご自身で気づくことのできる弱点もあるかと思います。より詳細にあぶり出して対策をしたいと思われる場合は、プロに任せていただくのも一つの手かもしれません。
メックの個別指導では夏メック模試の成績を講師とL.Iが分析し、個別指導担当講師とともに徹底的に弱点を対策して得点力をつけていくことができます。
メックの個別指導については下記をご参照ください。
https://www.gomec.co.jp/lp/kobetsu/2024_nov/
④ ブロック別
考えられる理由:朝一の試験のためエンジンがかからなかった。
考えられる理由:集中力が続かなかった。暗記していたはずの記憶が曖昧だった。
以上、今回の勉強法コラムでは「メック模試受験後の成績の確認方法と分析」についてご紹介しました。
これまでにもコラムで何度か取り上げている通り、模試は受けっぱなしにしては意味がありません。ご自身の成績をしっかりと分析して弱点をあぶり出し、卒業試験~医師国家試験の対策としてきちんと復習して知識定着を目指しましょう。
メック模試はメック模試受験者の皆さまにご利用いただける復習用教材も多数ご提供しています。
【模試復習教材】
・解説書
・解説動画
・穴埋め式問題集(夏メック模試の問題集は2024/10/1UP予定)
・類問演習
※便利な類問演習もぜひ活用してみてください。
類問の演習方法は以下URLをご参照ください(メック公式Xに遷移します)。
https://x.com/mec__official/status/1824008130885235054
もう一つ注意点として、卒試が終了して「切り抜けられた!」という方は、そこで燃え尽きないように医師国家試験に向けてうまく気持ちを切り替えてくださいね。
各大学卒業試験が大変なため、後期ではそこが最初のピークとなって燃え尽きてしまい、そのあと一時的に勉強に身が入らなくなってしまう学生様もいらっしゃいます。
そんなときは、ご友人と勉強会を集中的にしてみるのも良いかもしれません。気分転換にもなりますし、モチベーションも上がるはずです!
また、弱点の対策や後期に何をどう勉強していくべきかよくわからない、などの不安がある方はメックL.Iに気軽に相談してみてくださいね!
予備校メックでは夏メック模試受験者対象の学習相談イベントを【無料】で実施しています!気になった方は「個別相談フォーム」よりお申込みください。【随時受付中】
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