《2024年度版》予備校メック流
医学生のためのオススメ勉強法はコレだ!
「第30回:ラストスパート!冬模試の成績で自身の立ち位置を確認しよう!」
2024.12.16
医学生の皆さまこんにちは!
医師国家試験対策予備校メック大阪校のラーニングインストラクター(L.I)「L.I Nisshy」です!
第119回医師国家試験受験生の皆さま、12月に入っていよいよラストスパートの時期となりましたね。毎日の勉強本当にお疲れさまです✨
2024年もあっという間に過ぎてあと2週間ほどで終了……。受験生の皆さまにとっては医師国家試験まで残り約2カ月となりとうとう直前期が到来です。
今現在すでに国家試験対策を強化している学生さま、卒業試験に向けて最後までがんばっている学生さま、様々な状況の学生さまがいらっしゃると思いますが、メックは最後まで全力でサポートと応援を続けてまいります!
そして今月のコラムは「医師国家試験対策のラストスパートについて」がテーマです。ぜひ参考にしてみてくださいね!
第30回:
ラストスパート!冬模試の成績で自身の立ち位置を確認しよう!
受験生の皆さまの中には、「とにかく最後まで国試過去問を解きまくるぞ!」と意気込んでいる方も多いかと思います。国試過去問演習で仕上げていく、というのは正解の一つです。
そして、直前期はいくら時間があっても足りない、と誰しもが思うもの。
そこで、回りくどさを排除して、今回のコラムでは最初から“メック流のラストスパート必勝法”をご紹介しましょう!!!
🔥メック流のラストスパート必勝法🔥
- 一. 冬模試の成績分析すべし
- 二. タスクを整理すべし
- 三. 追い込みは優先順をつけるべし
模試の成績分析
この時期、多くの受験生が各社の冬模試を受験されるはずです。
医師国家試験合格への近道、それは「冬模試の結果を分析し、現在の成績を正確に把握すること」に尽きるといっても過言ではありません。
それではその成績分析について、このコラムでは弊社の「冬メック模試」を題材にしてご説明していきます。
① 全国での立ち位置を確認
成績表の見方については、「第26回:模試の要は受験後に有り!」でご紹介しましたが、冬メック模試でもきちんとご自身の成績を分析しましょう。
模試の成績でまず確認することは「総合成績で平均得点率と自分の得点率の差を確認。総論・各論/必修の得点率を全てチェック」でした。
直前期に突入している今は、特に必修問題の得点率はチェックです!
また、前回の国試第118回の合格基準とも比較してみましょう。
前回の合格基準を目安に冬模試の得点率がこれを超えていればひとまずは安心かと思います。
■ 118回合格基準
一般・臨床得点率 ➡ 76.7% / 必修得点率 ➡ 80%以上 / 禁忌肢問題選択数➡3問以下
② 自身の成績を分析
成績を分析する上で、重要なチェックポイントは下記4点でした。
☆【1】正答率の高い問題の得点率
一般・臨床問題の得点率 ➡ 80~85%取れていたらOK!
☆【2】系統別成績(分野毎の得点率)
分野ごとの得点率を確認し、平均を下回った分野(弱点分野)を把握しましょう。
直前期の国試対策で何からやったらよいのかを迷ったときは、弱点分野の克服を優先していきましょう。
☆【3】科目別誤答数
分野ごとの得点率からさらに掘り下げて、各科目の誤答率の高い問題を割り出し、その科目を最優先で復習しましょう。
☆【4】ブロック別の得点率
ブロックごとでの得点率に差がついてしまっていませんか?
例えば、両日ともに最初のブロック(A・D)の得点率が低かった方、もしかして夜型の生活リズムになっているということはないでしょうか。国試が近づいてきた今こそ朝型の生活リズムに変えていきましょう!
成績分析は以上です。
成績表を確認して自己分析をすることは国家試験対策においてとても重要です。冬模試でもしっかりと成績を分析して、国試までの追い込みに繋げていきましょう!
★模試の復習について
国試受験生の大多数が、冬模試受験後の国試までの間に冬模試の問題を再度解くなどの復習をされています。
皆さまには「正答率60%以上の誤答問題を優先して復習しましょう」とこれまでお伝えしていたかと思いますが、この時期は冬模試で正答率40~50%となっていた問題が、模試受験生の多数が復習して認知することで“国試では正答率が高い問題”となって出題される可能性もあります。
直前期に突入したこの時期ならではの内容になりますが、日々の学習で余力のある受験生は、正答率40%台の問題もなるべく確実にしておきたいところです。
ー メック模試を受験してない方 ー
メック模試ではご自身の現時点での知識定着を確認できるのはもちろんのこと、予想問題も含まれているためこの時期必須の模試となっています。
受験者数も業界No.1。例年8,000名を超える国試受験生が冬メック模試を受験されます。
受験後に成績分析をして現時点の弱点をあぶり出すことで、直前期の対策の優先順位をつけることができ、医師国家試験対策を万全なものにできるはずです。
医師国家試験までの勉強方法
次に国試までの勉強について、具体的ご説明していきます。
残り2カ月でやってほしいことを①~⑧にまとめました。⑥と⑦は勉強法コラム27回でも説明した “毎日コツコツ” シリーズです。
国試までの学習スケジュールを立てるためには、試験までの残り日数と学習量を調整しながら組み立てる必要があります。それぞれの大まかな日数をお伝えしていきますので、学習スケジュールを立てる際の参考にしてみてください。
可能であれば1日のタイムスケジュールを決めてみても良いかもしれません。
“毎日コツコツ”の⑥・⑦は午前中や夕方以降に実施すると決めて、メインとなる①~⑤と⑧の学習内容をそれ以外の時間に組んで進めるのも良いかと思います。
残り2カ月でやってみよう
① 冬模試(冬メック模試)の見直し【目安:5~7日間以内で終わらせる】
「1. 模試の成績分析」でご紹介したように、正答率の高い問題の誤答を優先して見直ししましょう。模試解説書でしっかりと解説を確認して、重要なポイントはご自身のまとめノートなどに書き込んでおきましょう。
② 弱点分野、科目の復習【目安:12月中】
模試で判明したご自身の弱点分野、科目の復習をしましょう。残りの日数から逆算して1科目の復習日数を決めていきましょう。復習する科目の数にもよりますが、大体3~4日前後になるでしょうか。
問題を解いたり、ご自身のまとめたノートやテキストを振り返ったりして、きちんと知識整理をしておくことが大事です。
復習のために解く問題はテキストに掲載の重要問題や、国試過去問直近3~5年分(118~114回)に絞って問題ありません。
③ 回数別3~5年分(118~114回)の演習【目安:12月下旬~年始】
回数別で国試過去問演習で全体的な仕上げを意識していきましょう。全分野を万遍なく復習するイメージです。
その際、スケジュールに余裕がある方は5年分、弱点分野や科目の復習を重視する方は3年分を演習しましょう。
※1年分につき、問題演習2日、見直し2~3日の計5日間ほどでまわすイメージで進めてみるのがおすすめです。
④ 講座を受講する【目安:12月中~1月中旬】
得点力UPを目指す講座や、まとめ講座を受講しましょう。
必修や公衆衛生の対策講座受講が現時点で完了していない方は、 できるだけ12月中には終了させましょう。
メックオススメ👍 ➡ メックの直前期シリーズ
⑤ 模試の解き直し【目安:1月中旬~】
1月中旬頃からは6年生時に受験した模試(メック模試なら夏メック模試)の見直しに取り組み、過去問だけではなく新問(オリジナル問題)を改めて解いて仕上げていきましょう。
③の回数別と同様に、模試一つに対して問題演習を2日、見直しを2~3日の計5日間ほどでまわすスケジュールがおすすめです。
⑥ 公衆衛生の対策【目安:毎日】
詳細は勉強法コラム27回をご確認ください。
☝Pick Up☝
公衆衛生対策は「12月からガッツリやりたい」
過去10年分(118~109回)の問題(計683問)の演習をしよう。
➡ 1日30問ペース、約23日間で終了!このペースなら国試までに2~3周は余裕でまわせそう!
公衆衛生対策は「最終仕上げは1月!年内は他分野の学習を優先させたい」
過去5年分(118~114回)の問題(計340問)の演習をしよう。
➡ 1日30問ペース、約11日間で終了!このペースでも国試までに2~3周はまわせて、十分間に合いそう!
⑦ 必修対策【目安:毎日】
⇒勉強法コラム28回では、冬模試までの学習のペースを必修対策に特化してご紹介しました。
今回のコラムでは国試までの学習のペースをお伝えいたします。
☝Pick Up☝
必修対策は 「12月以降も引き続きガッツリやりたい」
・過去問10年分(118~109回)の問題 (計1,000問)
⇒1日40問ペース、25日間で終了!このペースなら国試までに2~3周は余裕でまわせそう!
必修対策は「最終仕上げは1月!年内は他分野の学習を優先させたい」
・過去問5年分(118~114回)の問題 (500問)
⇒1日35問ペース、約15日間で終了!このペースでも国試までに2~3周はまわせて、国試に十分間に合いそう!
⑧ 最後は大人気講座を受講して国試に臨むべし!
国試直前はDr.孝志郎の「LAST MESSAGE」をおすすめします。通称「ラスメ」の全問オリジナル&改変問題で最終アウトプットをすれば国試対策は万全に!
【直前期の学習スケジュール例】
下の画像をタップ(クリック)するとPDFで12~1月の学習スケジュール例をご確認いただけます。
白紙のスケジュール表もご用意しております。こちらからダウンロードして、上の学習スケジュール例を参考にご自身の記録用としてご利用ください。
医師国家試験までの過ごし方・注意点など
① 生活リズムについて
12月からは朝型の生活リズムで過ごすようにしましょう。夜型になっている方は無理なく朝型にする最後のチャンスと考えてください。
医師国家試験は朝9時30分からスタートします。夜型のまま当日を迎えて朝一のブロックで本領発揮できなかった、という方が毎年必ずいらっしゃいます。試験当日をシミュレーションして、起床・就寝を何時にすれば良いかを考え、生活リズムを一定に保ち、規則正しい生活を送るように心がけましょう。
② 学習リズムについて
①でも記載のとおり医師国家試験は朝9時30分からスタートします。勉強法コラムでは何度も同じことを記載していますが、大事なことなので最後にもう一度ご案内します。
「夜型の学習リズムのままでは最初のブロックから全開で臨むことは難しくなります」
夜型で過ごされている方は調子が尻上がりに上がる方が多いのではないかと思います。俗に“スロースターター”と呼ばれるタイプです。スロースターター、聞こえは悪くないのですが、医師国家試験では不利に働くことが多くなります。
ここからは覚悟を決めて国試を見据え、9時~9時半から勉強を開始し、実際の国試が終了する18時30分頃まで集中力がきちんと保てるようリズムを整えていきましょう。
国試のブロックと同じ時間で勉強をし休憩をとる、というのも効果的な勉強方法の一つかもしれません。
③ 卒業試験終了後の「燃え尽き症候群」に注意!
この時期は卒業試験が終了した学生様が多いのではないでしょうか。
今一番注意したいのが、卒試が終わって気が抜けてしまい国試対策への切り替えが上手くいかない、とか遅れてしまう、などということです。毎年そのような学生さまが少なからずいらっしゃいます。
卒試をがんばってようやく終わったんだし、少しくらい休んでも大丈夫だよね、と思う皆さまのお気持ちもよくわかります。でも、もう国試までは残り2カ月なんです……。
すぐに年末がやってきて、気がついたらお正月も終わっている、なんてスピードで時間は過ぎ去ります。
国試最直前期は「やるべきことが終わらない」、「時間が足りない」と嘆く受験生の声も良く聞く時期です。
卒業試験と医師国家試験は別物と考えて、卒試終了後は出来得る限り迅速に医師国家試験対策に取り掛かることが重要です。
心持としては、「卒試を乗り越えた勢いを利用して国試に挑む!」。この時期は勢いのまま突き進むことも医師国家試験合格には重要なポイントとなります!
今回のコラムは以上となります。
受験生の皆さまはこの時期、様々な不安や焦りが出てくることもあるかもしれません。
今回のコラムを読んでくださった方の中のたった数人でも、「やることが見えてきた!」とか、「気持ちが落ち着いてきた~」などと思っていただけたとしたら、コラム担当のL.I Nisshyも嬉しいです。
医師国家試験まであと少し。ここから先勉強はもちろんですが、体調管理にも十分気を配ってがんばっていきましょうね💪
メック講師、スタッフ一同、最後まで医師国家試験受験生を応援してまいります!
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