医学生のためのマッチング情報局
「Vol.2 マッチングって何年生で何をすべき?」
2023.05.08
Vol.2 マッチングって何年生で何をすべき?
前回のVol.1では、マッチングの基本的な情報をご説明させていただきました。
Vol.2では、「じゃあ、何年生のときに実際なにをしたらよいの?」という疑問にお答えしたいと思います!
マッチングに関連した活動をスタートするタイミングは学生様によって様々ですが、近年は、大学カリキュラムの変更や卒業試験の時期などに合わせて病院見学を開始するタイミングが早くなっている傾向がみられます。
1~3年生 |
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意識の高い医学生は低学年でも活動を開始!説明会や病院が開催するイベント・見学会に参加する1~3年生は毎年少数ですがいらっしゃいます。 低学年から活動を始めると病院や先生との関係を早くから作っていけるというメリットがある一方で、初期研修がスタートするまでに時間があるので、その間に研修の内容や病院の雰囲気、先生、またマッチングの制度そのものが変更になる可能性も。それを考慮して活動するのがオススメです。 |
4年生 |
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マッチング活動の中心となりつつある学年。多くの医学生が活動を開始します。 4年生は比較的病院見学をする時間が取りやすいこともあり、複数回見学に行こうと考えている人はまずこのタイミングで1回見学に行くとよいでしょう。 ただし、臨床実習が始まる前は、どの診療科で、何をポイントに見学すればよいのかが曖昧になることもあるので注意しましょう。 |
5年生 |
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5年生の夏休みはマッチング活動の中心となり、6年生前の春休みは活動の大詰めとなります。 この時期にはほとんどの人が臨床実習を経験しているため、将来の専門診療科や自身の医師としてのキャリアを具体的に描くことができるようになり、より自分に合った病院を探すことが可能となるでしょう。 しかし、臨床実習中は時間の確保が難しく、体力的・精神的にも消耗するので、計画性をもってマッチング活動を行うことをおすすめします。 |
6年生 |
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7割以上が希望病院を決めている最終学年ですが、残りの2割強の医学生は6年生でマッチング活動を始めます。 6年生で活動を開始するメリットとしては、病院の最新の情報や状況を把握した上で病院選びができるということです。そのため定員の増減や、高名な先生の移動、研修内容が大幅に変更になるなどで生じるミスマッチを防ぐことができます。 しかし、病院によっては4~5年生から活動を開始していた医学生との関係性がすでに築かれて「相思相愛状態」になっていることもあり、希望の病院にマッチすることが難しい場合もありますのでご注意ください。 |
以上、学年ごとのマッチング活動の状況&アドバイスでした!
ぜひ参考にしてみてくださいね。
来月のマッチングコラムでは、近年マッチング活動のポイントとなりつつある4年生にフィーチャーしてご紹介します!
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