医学生のためのマッチング情報局
「Vol.3 3~4年生必見!4年次のマッチング活動」
2023.06.05
Vol.3 3~4年生必見!4年次のマッチング活動
前回のVol.2では、学年ごとのマッチング活動について簡単にご紹介させていただきました。
Vol.3では、近年マッチング活動の中心となりつつある学年、4年生の活動にフィーチャーしてご紹介いたします!
都市伝説?「CBTの結果がマッチングでも重要って本当?」
残念ながら本当です。CBTの結果を重要視している病院は年々増加しています。
国試合格にCBTの結果が相関しているとも言われているため、内定者が国試で不合格となり欠員が出るのをなるべく防ぎたい、との思いから、マッチング試験時にCBT結果の提出を課す病院が増えています。
もちろん、基本的には面接時のコミュニケーション能力や筆記試験の成績が最重要なのですが、CBT結果が良くなければ、病院は医学生の順位登録をする際に厳しく評価する可能性は十分にあります。
マッチング試験時にどんなに焦っても、CBTの結果は変えられない……。
つまり、国試だけでなくCBTもきちんとした対策をして結果を求められるのが、厳しいけれど今の医学生の現実です。CBTもなるべく良い結果で終われるよう、早めにしっかりと対策をしておきましょう。
両立できる?「CBT対策とマッチング活動」
大学生活とCBT対策の合間に効率よくマッチング活動を行っていきましょう。
その第一歩として、まず自大学のカリキュラムを改めてしっかりと確認してみてください。カリキュラムを確認すると自身が病院見学に行けそうな時期を把握できるはずです。
見学に行けそうな時期がわかったら病院の情報を集めてみましょう。何回か見学に行こうと考えている方は4年生の間に1回目の見学に行っておくとよいと思います。
CBT対策には「MEC Net.」の「CBT演習」もおすすめです。オリジナル問題が3,000問以上搭載されていて、医学生は無料で演習できるのでぜひご利用ください。
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「都市部で初期研修をしたい!」4年生は早めのスタート必至!
皆さんにマッチング活動で知っておいてほしいことの一つに、「都市部でのマッチングは年々激化している」ということがあります。
東京、神奈川、愛知、京都、大阪などの都市部では、充足率(マッチ者数÷募集定員)の上昇が顕著です。2025年までに都市部の病院募集枠は減少していくことが決定しているので、より一層都市部の充足率は上がっていくことが予想されます(なんと!東京都は2022年度に前年度比で66枠減少!( ノД`)シクシク…)。
都市部での研修を希望している方にとっては、減少している定員枠をライバルと競うことになるので、当然競争率が高くなります。
都市部での研修を希望している医学生は特に、多少余裕のある4年生のうちに、希望病院へ見学に行く、資料請求をするなど、マッチング活動をスタートして希望病院の情報を入手しておくことが重要です。
都道府県別充足度ランキングを確認する
都道府県別 充足率ランキング|C-MEC.JP
4年生に特化したマッチング情報、いかがでしたか?
ぜひ参考にしてみてくださいね!
次回は「いざ!病院見学に行こう!」という内容を予定しております。お楽しみに!