Interview

メック卒業生インタビュー

1年間のギャップがあっても、「知識量だけは負けないぞ」という自信をもつことができた。

湘南藤沢徳洲会病院

三浦 子路 先生

旭川医科大学卒

受験回数2回

自己紹介

Q
お名前、出身大学、国家試験受験回数を教えてください。
A

三浦 子路

旭川医科大学

受験回数 2回

Q
現在の勤務病院と現在の具体的な業務を教えてください。
A

湘南藤沢徳洲会病院。
現在はER(救急総合診療部)をローテーションしており、救急車で運ばれてきた患者様の対応や受付時間外に来られた患者様の対応をしています。

Q
将来どのようなドクターになりたいですか?
また、目指している科でどんなことをしたいかを教えてください。 
A

色々な人が思い浮かべる一般的なお医者様ではなく、現場で働く医療従事者や医療を必要とする人々のために仕組みを作るような行政機関や国際機関で働きたいと考えています。

メックに入学した決め手

Q
メックに入会を決めた理由を教えてください。
A

国試不合格時に真っ先に考えたのが「どこかに通学しなければ」ということでした。
決まった時間に朝起きて、決められた時間に学習をする。そういう環境が自分には必要だと考えました。
幸い、通える範囲にメックの校舎があったので、入会を決めました。

Q
WEBコースなど通学コース以外の選択肢もありましたが、通学コースを選んだ理由はありますか?
A

WEBや自宅浪人でも最初の2カ月ぐらいは頑張れると思いますが、正直、1年間モチベーションを持続させるのは難しいでしょう。
面倒でも、時間をかけて自分の家から出て自分の足で歩いてどこかに通い、そこで勉強することが大切だと思います。

Q
メックの魅力を教えてください。
A

まずひとつめの魅力は「校舎」です。
私は田舎の大学から出てきて、そこはそこで好きでしたが、やはり今の時代であれば、落ち着いた環境に加え、ネット環境(Wi-fiが繋がるか)も重要です。
綺麗な校舎で、ネットが使えて、適度に静かで、伸び伸びした環境で学習できることが、メックの魅力のひとつでした。
もうひとつは「クオリティの高い授業と教材」です。自分で勉強するには限界がありますが、正しい知識を正しい勉強法で頭の中に入れていく。
そんな方法をメックの講師が教えてくれて、そして校舎スタッフの皆さんが、それを受け入れる環境を整えてくれる。それがメックの魅力でした。

Q
メックに入会してよかったなと感じることはどんなことですか?
A

ほどよいキツさの「カリキュラム」があることです。
4~6月で内科を一気に詰めて、7月、8月で産婦小児を実施する。最初見た時は無茶なスケジュールだと感じましたが、意外と大丈夫でした。
国試浪人が決まり、最初の2カ月はモチベーションが上がらない日も勿論ありましたが、毎日こなしていたら不思議と落ち込む時間は少なくて。
あっという間に1年経って、気がつけば国試に合格していました(笑)。

Q
日々のカリキュラムに取り組むことで、学習面及びメンタル面で変化がありましたか?
A

自分の気持ちとは関係なく、淡々と講義が続いていくことが自分にとってはありがたいことでしたし、ある程度キツさのあるカリキュラムを組んでくださっていたおかげで、自分では「無理」と決めつけていた限界を超えることができました。

Q
メックに入る前と入ってからの印象は違いましたか?
A

入る前の印象は特になかったのですが、「綺麗な校舎だな」とは思いました。
あとは、ここで1年間落ち着いて学習ができるという安心感みたいなものがありました。入会してからは、プログラムの多さには驚きました。

Q
他に何か感じたことはありましたか?
A

問題を解けば解くほど「できる」という確信が深まっていったので、安心感という意味では入る前も入ってからも変わりませんでした。
メックで勉強できて良かったな、と感じています。

Q
メックで学んだことが活かされていると感じる部分はどんなところですか?
A

患者さんの診察をしているとき、診察の段階で鑑別を挙げているとき、メックでの学習が活かされているなと感じます。
メックに入る前は、検査の値や特殊な検査所見などから1つの病気を割り出すような、1対1の勉強しかできていませんでした。
現役で医者になった人たちに比べれば1年間のギャップがあるわけですが、知識量だけは負けないぞ、という自信にも繋がっているように思います。

Q
研修医になってからもメックの教材を使ったりすることはありますか?
A

研修医専用の書籍があるのですが、それを確認する前にメックの教材を今でも見たりしています。

メック在学中の過ごし方

Q
メックで一番印象的だったできごとは何ですか?
A

ひとつ目は、6月末の実力試験で一気に偏差値が70を突破したことです。
現役生のときは、国試前の模試でようやく偏差値40を上回ったような段階だったので、そんなレベルにいた自分が3カ月弱でここまで変われるのか、と衝撃でした。
要因としては、国試の大部分を占める内科の学習をきちんとできたことですね。それが大きな自信となり、その後の勉強に繋がりました。
2つ目は、自分と同じように頑張っている仲間に巡り合えたことです。

Q
他のメック生と仲良くなったきっかけはどのようなものでしたか?
A

5月前半ぐらいまでは1人黙々と勉強していましたが、メックが斡旋してくれた勉強会などをきっかけに「一緒に勉強しよう」と自分から持ちかけるようになり、皆で一丸となって国試合格に向けて取り組むことができました。彼らとは医師になった今でも友達です。

Q
メック在籍期間中のモチベーション維持方法を教えてください。
A

まず「仲間と勉強すること」、次に「近隣の病院で働いている大学の同期との食事」です。モチベーションを保つためにやっていた、というよりは、この2つが自然とモチベーション維持に繋がった、という感じです。

Q
時期ごとで日々意識していたことは何かありますか?
A

秋頃は大きな試験もなく緊張感を維持するのが難しかったですね。
ただ、そんな時も「休む」ということはあまりしませんでした。
授業があろうとなかろうと、平日でも土日でも、成績が良くても悪くても、とにかく淡々と毎日勉強することが、結果として長期的なモチベーション維持になりました 。

Q
メックまでの通学時間はどのように過ごしていましたか?
A

4月はそこまでやることも多くなかったことと、メック以外ではあまり勉強する気になれなかったので、読書したりYouTubeを見たりしていました。
試験が近付くと電車の中でも勉強していましたが、あまり重たい内容はせず、MEC Net.で軽めの問題(必修とか直近で間違えた問題など)を選んで解いていました。朝などは特に立っていてもできるようなものを、頭を回転させるためにやっていました。

入会を迷っている後輩への
メッセージ

予備校に通うか迷っている段階では、気持ちもすごく落ち込んでいるだろうし、先のことに関して不安や絶望しかない、という人もいるかもしれません。
ですので、私は簡単に「切り替えろ」なんて言いません。悲しい気持ちは悲しいままに、でも一方では淡々と勉強してください。
私自身、全然できない人間で本当にゼロからどころか、マイナスからのスタートで頑張ってきました。
ですが、困ったら仲間に助けてもらえばいいし、メックのラーニングインストラクターさんに頼るのもありです。
自分が持っているものをフル活用して、自分の限界を決めず、提示されたプログラムを淡々とやる。こうやっていれば、1年はあっという間です。
医療現場に立ってしまえば、留年しようが浪人しようが関係ありません。どんな気持ちであっても、とにかく動き続けること。とにかく歩き出すことが大切です。

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