Interview

メック卒業生インタビュー

鶴田先生

入会時のテスト結果が最悪だった僕に「冬には受かる大丈夫」と言ってくれました。そして、実際合格しました。

海外医学部卒業生コース
愛知医科大学病院

鶴田 多聞 先生

センメルワイス大学卒(ハンガリー)

自己紹介

Q
出身大学、卒業の時期・帰国の時期を教えてください。
A

センメルワイス大学(ハンガリー)。
卒業の時期2023年6月下旬・帰国の時期2023年7月です。

Q
現在の勤務病院と現在の具体的な業務を教えてください。
A

愛知医科大学病院/初期研修 1 年目なので、基本的な業務について学ぶというのと、月 3、4 回の宿直日直業務があるので、そこで患者様へのファーストタッチや処置のお手伝いをしています。

Q
今後の目標や将来の夢を教えてください。
A

現時点では小児科の専門医を目指し、どんな子供でも診察できるジェネラリストになることを1番念頭において頑張っていきたいです。また、将来的にサブスペシャリティとして小児の神経・消化器、小児の救急などを考えており、これからの小児医療に貢献していきたいと思っています。

メック入会の決め手

Q
予備校を検討し始めた時期は? 
A

周りが医師国家試験をどうするかという話をし始めた3月中旬頃。

Q
メックを知ったきっかけは何ですか?
A

3~4月に国試対策にどんな資料を使っているか?今後どうするか?の話を友人としたときに、名古屋に予備校があるという話を聞きました。そのときは卒業試験や、卒業後どうするか決めていなかったため現実味もなく1度保留としました。

Q
再度メック入会を検討し始めたのはどのタイミングですか?
A

現実味を帯びたのはハンガリーの医師免許試験が終わり、これからどうするかと思い再度調べたときです。オンライン説明会が約1週間後にあることを知り、そこでメックに行こうかなと思い始めました。

Q
メックに入会を決めた理由、魅力と感じた部分について教えてください。
A

説明会の際、海外大生の帰国後のスケジュールを考慮したプログラムを作成してくれていたのと、スマートに現実を教えてくれたためです。かつ、MEC iチューターの説明がとても良く、きちんと考えられたスケジューリングシステムがあり、そういうものがあるのだったら任せても安心できるかな、と思いました。また、説明会後の個別相談で担当者の方に実際のお話をより具体的に伺うことができ、通学するイメージがしっかり湧いたのが良かったです。

Q
個別相談ではほかにも印象的な話はありましたか?
A

カリキュラムの説明をしてもらったんですけど、すごく考え込まれていて、これならいけるなって思いました!

メックに入会して良かったこと

Q
日本語診療能力調査対策について良かったことを教えてください。
A

個別指導で経験を積まれたドクターと実際のOSCEに似たような内容を練習できたところです。身体診察の面では物理的にオンラインだと難しかった部分もありましたが、同じ通学している友人とできたのでそれもよかったです。
最初の医療面接は、こういう時にはこういう鑑別診断をしたら良い、など細かくアドバイスをいただけたので、それがとてもよかったです。

Q
ドクターズカンファレンス はいかがでしたか?
A

他校の方も交えて練習できてよかったです。年によって海外大卒業生が入会している人数が違うので、他校にも海外大卒業生がいて同じ時期に一緒に頑張っている、ということがわかる機会があったのはとても良かったなと思います。

Q
日本語診療能力調査が不安な方に向けてアドバイスをお願いします。
A

漢字間違いで減点があるなど、結構シビアな採点方式と聞いていたので自分も不安でした。
内科分野+産婦小児のどちらかが絶対ありますが、日本語の言葉がわからない場合、知らないままいくと解答できません。でもメックでは先に授業でしっかりと解説していただけたので自信が持てました。メックで対策を普通にやってもらえれば問題ないと思います。

Q
医師国家試験対策について良かったことを教えてください。
A

1 番よかったのは、自分で計画しなくて良いところだと思います。
担当のラーニングインストラクター(以下L.I)が、「鶴田さん、今日はこれだけやっといてください」と毎日はっきりと言ってくれたので、余計なことを考えなくてよかったし、その内容も道筋がたっていたので疑心暗鬼にもならず勉強を進めることができました。
そのお陰で「夏メック模試」で実力を確認でき、やってきたことが点数に繋がっているのを確認できて良かったです。
海外大卒の自分は「日本に帰ったら一人での学習をするしかない」と思っていたのですが、メックに入会して気軽に相談できる相手ができたのはすごく心強かったです。

Q
対策を万全にしたうえで、医師国家試験当日はどうでしたか?
A

やっぱり緊張しましたね。でも「これだけやったんだ!」という自信もありました。
休憩時間に気分転換をしたくて毎回外に出ていたのですが、毎回メックの職員の方が手を振って迎えてくれたんですよ。とても心強かったです。

マッチング・その他

Q
日本で医師になろうと思った理由は?
A

家族の意向もありますが、もし海外で働くとしても、まずは母国である日本の医師免許を取得した後に海外に出るのでも良いし、やはり日本の医師免許は取っておきたいな、と思ったためです。実際取ってよかったと思っています。

Q
マッチングはいつ頃から動き始めましたか?病院見学には行きましたか?
A

見学は帰国後の7月頃から行きました。
調べ始めたのは4月中旬頃です。7月初旬までに厚生労働省へ日本語能力試験の書類提出が必要で、その準備に忙殺されマッチングについて考えることができませんでした。
そこからの活動だったので不安はありましたが、相談にのってもらいながらスムーズに病院を選べ上手くいったので、ありがたかったです。

Q
研修病院を選んだポイントは何ですか?
A

英語を活かせるとしたら、多くの患者様が来る大学病院かなと思いました。また教えるのが好きなため、将来的に教育や研究などの分野にも携わりたいと思い大学病院を選びました。

Q
ハンガリーの医師免許試験はどのように実施されますか?
A

まずは筆記試験があり、その後1~2週間後に実技試験と口頭試問があります。実技試験に通らないと口頭試問へ進めません。
〈実技試験〉
どこの病棟に行くかは当日の朝(7時)に決まり、同じグループの方と一緒に試験開始になります。ハンガリーは英語を喋る方があまりいないため、自分自身もハンガリー語で対応しました。自分の場合は神経内科だったため、言葉が通じないととても難しかったです。
〈口頭試問〉
神経科、内科、小児科、産婦人科、内科、外科の5名からなるチーム(神経科が場所によっては精神科に変わります)で、ランダムで 1 人ずつ、先生が満足するまで質問があるという形で行われます。なかなか心理的に大変なのと、どんな質問でどんな内容がくるかわからないため、聞かれたことを頭の中で整理しながら何とか答えていくという形になります。筆記だけではなく、コミュニケーション能力や、頭の中から取り出せる知識があるか、というのがかなり試された感じはありました。良いところをあげるとすると、口頭試問なので本当に細かいことまでは対応しなくて良い、というところはあるかなと思います。

Q
日本の医師国家の印象を教えてください。
A

日本の医師国家試験はごまかしが通用しないマークシート式なので大変だな、と思いました。
ハンガリーは実臨床で役立つコモンディーズを深くやるような実習が多いですが、日本は卒業後に臨床でやってくれという印象があるので、傾向の違いもあるのかなと思いました。
個人的に困ったのは、コロナ禍で病院見学ができなかったり、帰国できなかったりしたのですが、昨今の日本の医師国家試験は実臨床をベースにした問題が増えているというのに、日本での実臨床の経験や情報が得られていない中で、特に必修などはどうやって解けばよいのだろう、と苦戦しました。必修は8割以上とらないといけないし、心理的なプレッシャーがすごかったです。

Q
メックに入会する前に、日本の医師国家試験の対策はしていましたか?
A

まったくやっていなかったです。過去問すら一度も見たことがなくて。
理由としては、ハンガリーでの勉強をとことんやりたかったっていうのと、大学のクラスの仲間と一緒に勉強するのがとても楽しく、まずはそちらで一緒に団結して良い成績を残したい、というのがありました。
また、同じ医学というフィールドをやっているため、無駄になることはないだろう、ハンガリーでの勉強をきちんとやっておけば日本の医師国家試験でも通用するような知識が身につくだろう、と思ったためです。

Q
メックで学んだことが現場で活きていると感じたエピソードを教えてください。
A

メックは臨床医の講師ばかりで、指導の際に「実際こういう患者さんがいてね」というお話をしてくださることが多かったです。そういうことほど頭の中に残るので、いざ患者さんをみたときに、これはあの時に先生が言っていた要注意の患者さんかな?というのがなんとなくですがわかったことがありました。その時はメックでの学びが役に立ったなと感じました。

入会を迷っている後輩への
メッセージ 

資格試験も受験も情報戦かなと思っています。そして、将来的に臨床現場で検査が必要になった際、どのような情報をどこから引っ張ってくるか、というのもとても重要になります。
その“信頼できる情報”をきちんと実績があるところから得たい、となると、やはり予備校を選択するというのが手堅い方法ではないか、とメックに通わせていただいて思いました。
あとは、帰国してメックに最初に入会したときに実力試験があったのですが、その結果が本当にさんざんでボロボロだったんです。そんな僕にL.Iの方が「冬には受かりますから大丈夫」と言ってくれました。そして、実際合格しました。
メックを信頼して進んでいけば必ず合格できます。メック講師の先生方、L.Iやスタッフの皆さんは全員優しいので、ぜひ安心してメックに入会して新しい人生のチャプターを切り開いていただければなと僕は思っております。

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