医学評価センター
メックは現在までの40年間という歩みのなかで、メック模試受験者と医師国家試験受験者、約40万人以上の成績データをもとに医師国家試験対策のための専門的な研究を積み重ねてきました。
近年ではメック内での医学教育における研究開発機関である「医学評価センター」が年間約32,000名のメック模試受験者データと、「MEC採点サービス」を利用された5,000名以上の国試受験者の成績データをもとに、学習しづらい分野、より対策が必要な領域、国試の新傾向等を解析しています。
その解析データや受講者アンケート、医学評価センターによるリサーチに基づき、メックのカリキュラム、各種試験、講義、書籍等の様々な教材を開発しています。
基礎医学から共用試験、医師国家試験、各種専門医試験等、医学教育全般に対して、医学評価センターが中心となり、メックの企業理念である「より良い医師の育成」に必要となる様々な医学教育支援コンテンツを提供してまいります。
研究・分析
医学教育研究
入学時から卒業までの医学教育(基礎医学、臨床医学)の内容や変化、卒前の医学教育で習得すべき知識及び技能・態度が備わっているかを判定する試験(進級試験、共用試験、卒業試験)の研究。
医師国家試験分析・研究
膨大な医師国家試験過去問題(約9,500問)を分野・臓器・疾患・テーマ・正答・正答率で分類し、第103回以降の過去問題は最新のガイドラインに照らし合わせて分類、研究。
臨床医教育研究
講座を通して最新の医学知識を提供するため、進化し続ける医療事情やトピックスを臨床医と共同で研究。
成績分析
各種試験、模試の成績データを詳細に分析し、誤答テーマの割り出しや学生の弱点傾向を研究して、様々な教材を開発。
国試出題基準(ガイドライン分析)
最新のガイドラインを検証し、そのうえで頻出疾患や医療トピックスを含めた出題傾向を分析。また、試験委員の専門領域などにも着目し、講座や模試などへ反映。
医学英語研究
米国医師免許試験(USMLE)や医学英語の研究を進め、医学英語対策も導入。需要が高まっている医療現場のグローバル化にも対応。
開発
講座開発
様々な分析・研究結果をもとに、時間が限られている医学生にとって効率的かつ効果的に医学知識を習得できる講座を開発。
学習方法開発
膨大な医学知識を効率良く定着させるために、メック独自の学習方法『メック合格メソッド』を考案。また、模試受験後の学習効果を高めるための『メック模試復習メソッド』も提唱。
各種試験開発
講座受講後に学習効果を測るための試験を開発。“講座内容の定着度を計る”、“応用力を計る”、“全国でのレベルを計る”といったように、時期や段階に合わせた目標設定ができるよう、多様な試験を提供。
検索システム開発
学力向上に直結する効果的な問題検索システムを開発。講義、模試と連動することで『メック合格メソッド』に則った正しい学習を実現。
教材開発
『メック合格メソッド』を確実に実現させるために、独自の教材を開発。
また、幅広いニーズに対応するため、医学生の学習にまつわる様々なサービス・システムを開発。効果的な学習サービスを手軽に使用可能とするため、医学生にリサーチを重ねて現在も進化中。
【メックオリジナル教材】 ※意匠登録済み
・『サブ問題集 誤答チェックリスト』(登録番号第1498003号)
・『解答分析シート』(登録番号第1541693号)
・『知識定着確認シート』(登録番号第1603794号)
検証
成果検証
全国の医学部へ教材を提供しているネットワークを活かし、講座の取扱範囲や単位数、問題数、担当講師、実施時期の適正について既卒生、現役生、医師それぞれにリサーチを行い検証。また、試験においては平均点、正答率、識別指数、選択肢ごとの選択率から、試験の精度検証に加え、「何故その選択肢を選ぶに至ったのか」という“学生の思考プロセス”も検証し、試験や講座へフィードバック。
アンケートリサーチ・座談会
講座、試験に関してはアンケートに加え、医学評価センターと受講生による定期座談会を実施。
受講生の“生”の声をもとに随時教材を見直し、改訂。